世界のアート市場はリーマンショック並みに落ちるのか

  1. アートマーケット

2019年11月より、中国・武漢で発生した新型コロナウイルス感染症。2020年8月現在でも、世界で猛威をふるっており、収束への見通しが立っていない。

各地でロックダウンや自粛生活を強いられたため、一般企業の業績はもちろん、各国のGDPも軒並み大幅に下がっている。2020年4〜6月期、前期比で米国は32.9%縮小、英国は22.4%縮小。日本は戦後最大の下げ幅、27.8%のマイナスである。なお、中国は3.2%プラスだ。

いずれにしても、異常な下げ幅であることは間違いない。つまり、コロナは世界経済に大打撃を与えている。

今回のコロナショックは、2008年のリーマンショックと比べて語られることが多い。実際、リーマンショック以上の打撃といわれている。

となると、当然ながら、アート市場にも影響を与えていることは想像に難くない。

「The Art Basel and UBS Global Art Market Report 2019」によれば、リーマンショックの翌年2009年の世界のアート市場の規模は395億ドル(約4兆1000億円)。2008年が620億ドル、2010年が570億ドルだったことを見ると、大きく凹んでいる。

世界のアート市場規模グラフイメージ

GDPとなぞらえてみると、2020年の世界のアート市場規模も大幅に減少する恐れがある。「The Art Basel and UBS Global Art Market Report 2020」によると、2019年の世界のアート市場規模は641億ドルだ。過去3年連続で600億ドルの水準なだけに、これが半分近くまで落ち込むかもしれない。

例年、上記レポートが発表されるのは3月。来年3月には、目を瞠るような数字が出てきてもおかしくはないだろう。

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