才能発掘の場!「第9回クリエイターEXPO」ルポ

  1. イベントレポート

コロナ禍により、大きなイベント開催が危ぶまれているなか、10月21日〜23日、東京ビッグサイトにて、第9回クリエイターEXPOが開催された。

このイベントは、各クリエイターとクライアント側が直接仕事の依頼や商談ができる場だ。コロナの影響はあったにせよ、多くの人で賑わっていた。

ジャンルはアートやイラスト、デザインはもちろん、写真、映像、アニメ、CG、音楽、ゲーム、ライター、漫画、絵本など幅広い。各作家が決められたスペースに机を置き、その上や後ろのボードに作品を置き、より目を引くようにと工夫している。

今回、アートリム編集部もイベントに足を運び、「イラストレーターゾーン」「アートゾーン」を中心に回ってきた。興味深い作家が多かったが、この中から、4名の作家を紹介しよう。

まず、イラスト部門だ。いしかわみきさんは、雑誌や書籍などで活躍している。児童向けの可愛らしいイラストの他に、料理や食材など緻密なイラストも手がけている。愛らしいイラストで、教材などでも使われている。

チョッちゃんさんは、沖縄在住のイラストレーターで、2009年より活動開始。モットー通り「シンプル・親しみやすい・分かりやすい」イラストが特徴だ。沖縄をモチーフとした作品もある。

次にアート部門からは2名。山代政一さんはデザイナーとしても活躍している。耽美的かつ官能的な作品により、各ブースにおいて異質な雰囲気を漂わせていた。メルセデス・ベンツ三井アウトレットパーク木更津の店内装飾を制作した実績もある。

最後に、「colorfulmisosoup」の斉藤真理さん。「スタビロペン」という画材を用いた作品は、その色彩センスに特徴がある。かのデヴィッド・ボウイをモチーフとした作品には、ファッショナブルでありながら、どこかユーモアを覗かせている。

詳しくは紹介しきれなくて残念だが、クリエイターEXPOでは様々な才能と出会えた。アートなどの出会いは、受け手側の直感によるものが大きい。今後、アート界やマーケットなどを席巻するアーティストが登場するかもしれない。要注目だ。

各作家の名前をクリックすれば、作家のホームページに飛びます(※登場順、敬称略)。

いしかわみき

チョッちゃん

山代政一

斉藤真理

ArtLimb編集部の編集部員が自ら足を運んで、いろいろなアート情報を紹介しています。

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