新型コロナウイルス感染症の影響で、国内の美術館、博物館の休館が続々発表されている。建物に入れないということは、その間、開催されている企画展やイベントも中止・延期となってしまう。
例を挙げると、次のとおり。
- 東京国立博物館
- 東京都美術館
- 国立新美術館
- 京都国立博物館
- 国立国際美術館
民間も同様である。
- 森美術館
- 金沢21世紀美術館
新型コロナウイルスのパンデミックが懸念されるなか、今後も休館などを延長することも考えられる。いわゆるハコモノは、どうしても換気されている状況とはいえない。仮に換気されていても、鑑賞者同士が接近しやすい。そういうマインドが働くなかで、多くの鑑賞者が集まるとはいえないだろう。
そういう意味では、屋外展示が売りとしている美術館に足を運ぶのも、いい気分転換だろう。たとえば、箱根彫刻の森美術館、美ヶ原高原美術館などは、今のところ、休館の発表はない。
こういう非常事態だからこそ、アートで心に潤いと刺激を。日頃行きたくても行けなかったギャラリーや画廊を巡ってみるのもいい。ギャラリーなどは、比較的、通常どおり開いている。
外に出たくない人は、画集を見るのでもいい。ゆっくりページをめくっていけば、気持ちも落ち着いてくるだろう。アートはいつも、側にあるのだから。